どうして自分が考えを抱えているか、教えてもらってないんですけれど。

火山さん

つくり出された考えには理由があるんだ。

なにかっていうとね、鏡がある、ここにね。鏡に映っている自分を見ると、左は右にあって、右側にあるものは左に映るでしょ?位置が変わっているでしょ。自分が反射しているものを、ほかの側面から見せてくれているんだけど、それは自分の創造性をほかの角度から見せてくれるような、そんなもんだよ。

考えをつくり出す私と、つくり出された考えは、私の創造性を確認するためにいつも一緒にあるんだよ。自分の心の反映だからね。自分の心の反映っていうのは、ひとつの角度だけにあるわけじゃないでしょ。すべての角度で起こり得るじゃないか。なくなれって言ってなくなるわけじゃない。だから理解しないといけない。

なんでここにあるのか、なんでなくならないのか、理解しないといけない。理解をしてしまえば、なくならないこととか、ここにあることが問題じゃなくなる。

 自分でそれを見つけたんですか?

火山さん 自分のことをずっと見ながら、ずいぶん前に整理してみたんだ。

 わかりやすいです。 

火山さん そうですか。

 でも、これは火山さんの考えってことですよね?

火山さん 

そうです、そういうふうに見ることも可能です。これは火山の方法であって、柳さんは柳さんの方法で整理をね、いつかしないといけない。

 今でも、まだ気付くこと、発見することがあるんですか?

火山さん

あるけど、少なくなってきてるね。そういう理解は今もあるんだけど、時々ね。自分に対して、いつも関心を向けているから、そういう気付きっていうのが、時々自分に訪れてくれる。自分に関心を持ち続けていなければ、探究することがなければ、そういう悟りとか、気付きっていうのは、自分の中に起こってこない。

たとえてみるなら、いま師匠がどんなに難しいことを言ったとしても、確かにそうだって共感することができて、どんな話をきいていても、うつらうつらしちゃいけない、このくらいの心でいつも追及したいと思っているなら、気づきっていうのはいつでも起こってくると思うよ。うつらうつらしちゃうっていうのは、結局、それだけ自分がたるんでいるってことだからね。