もしも誰かが私に「誰が最も悟った人ですか?」と尋ねてきたら私は躊躇なく「それは自信感を回復した人だ」と答えます。現在の私の生が不確かなものに感じられいつもいらいらして、飽き飽きして、退屈なわけは私自身に対する自信が欠如しているためです。私の生が、私の人生が、ほんとうに変わることを願うのならまず、私自身が変わらなければなりません。そして、その変化とは、私の自信を回復することにあります。そのために今まで私を抑圧してきたコンプレックス . . . 劣等感を広げてみて、分析してみる必要があります。私を無能で無気力な存在として周知させ私をこのように自信のない人としてつくってしまったのは誰でしょうか。それは、ほかの誰でもない、私自身だったのです。自覚は私自身を発見する行為であり、私自身を探し当てる行為です。そして、私自らの自信感を回復させてくれる。世の中で最も価値あること、それはまさに自覚であり、悟りであるのです。(これは 2013年10月31日 に書かれた文章です。)
更新日:
2017-05-14