マスター・ゲート
1960年6月、ソウル生まれ。
幼い頃からさまざまな霊的体験をし、そこで得た悟りを確認しようと20歳のときに全世界を回りはじめた。多くの禅師と道人に会って修学する中で、求道に対する深い熱望により27歳でついに自分自身からの自由を自らの内に体得した。そこに至る道程で試さなかった修行はなく、訪ねなかった場所はなく、最後にしてついに自分の中にすべての神秘があることを悟ったのである。
天賦の才と徹頭徹尾な修行を通して培ったその能力と彗眼は、20代から神癒家として活動し、2000年代に入ってインターネットを通じて多くの人の気がかりを解く活動を展開、瞑想界に新風を巻き起こした。韓国の多くの求道者を弟子とする現在、そうした弟子たちとともに多くの人の心の治療に当たり、一人ひとりが自らを照らすことができるようにと、自分が得た悟りを分かち合う事に余年のない日々を送っている。
悟りにいたろうとする求道者以上に、弟子の一般の人々が多い理由は、その教えが始終一貫して、すべての中心を自分に向けられるよう、やさしく明快で常識的である点があげられる。すべては自分の心いかんだとする「一切唯心造」の正心正覚と、まず自分を愛し大切にして、愛が溢れ流れるようにしなければならないという「私への愛」が主な教えの骨格になっている。自らの道程があまりにも苦しかったことから、他の人たちにはできるだけ楽にやさしく悟りを得られるようにと、温和で思いやりのある態度で接する配慮に、多くの人が今日も幸せになっている。