自覚を通して

1999年11月30日
私がたとえ、夢の中に陥っていて、無数の経験を夢の中でするとしても
それは私が夢を経験するだけのことであって、夢が私をどうにかできないように

今私の目の前に広がっているこの世が、私には現実として迫り
私を世の中にうずめようとして

世の中の多くのことが、私をがんじがらめにするように見えても
それは、私がそんな物質の夢を経験をしているだけのこと、

世の中が私をどうこうするのではないのです。

夢から覚めれば、夢はなんの意味もないように

世の中を離れれば、世の中はなんの意味もないように
肉体を脱げば、肉体はなんの意味もないように
その全てのことが、私のさまざまな経験に過ぎず、

そのどれであっても、私を束縛したのではないのです。

人は、世の中が私に多くの困難と苦痛と難儀を与えると思いますが
それは決して世の中が与えるのではなく

私が、世の中でそんな困難と苦痛と難儀を作り出したことを、自覚せねばなりません。

いまだに、世の中に背を向けて肉体を脱いだ多くの人たちが、苦痛に呻吟しています。

私を苦しめた世の中から、私は抜け出たのに
私を辛くした肉体から、私は解放されたのに

私は相変わらず、苦しく、辛いのです。
世の中に背を向けて肉体を脱いだ多くの人たちは、なぜ、いまだに苦しむのでしょう?

私は、そんな煩いと苦痛の全てが、世の中と肉体から始まったと思っていたけれど

世の中と肉体から抜け出た私が、なぜ、相変わらず、苦痛と煩いを抱えているのでしょうか。

私の中に世の中があります。

世の中に私がいるのではありません。

ですから、全ての煩いと苦痛が世の中にあるのではなく

結局、私の中にあったのです。

私は今、そんな肉体の夢を見ています。

夢の中の私は経験に過ぎず、ほんとうの私ではありません。

私は、自覚を通して知ることができます。

更新日: 2013-04-26 09:32:28