投稿日:2018年1月21日
最終更新日:2018年1月21日

跳躍

イエスは、「人間には休息がない」と言われたことがあります。

この言葉が意味するところは、
人間の存在とは「完成した形態ではなく完成に向かっていく途中過程だ」
ということです。

ある一人の師がやはり、このような言葉を述べたことがあります。
「人間の下には自然があり、人間の向こうには神がいる。人間は、まさにその間にいる。
人間とは、自然と神を繋ぐものであり、はしごである」

そうです。
はしごの上では、休息を取ることができません。
はしごの上では、止まることもできません。
はしごは、私たちの居所とはなり得ないのです。

結局、人間とは
跳び越えなければならない存在であり、通らなければならない過程なのです。

現在の私、今の人間の状態に止(とど)まっている限り
私は休むことができないばかりか、平穏を維持することもできません。
はしごは登るためにあるのであって、止(とど)まるためにあるのではありません。

みなさん?

もう一度、現在の私の存在状態について自覚を起こし

跳躍していきましょう。

(この文章は2017年07月20日に書かれたものです)