投稿日:2017年11月5日
最終更新日:2017年11月5日

丸いということは

球が転がるのは、その形が丸いからです。

転がりには変化があります。転換があります。
新しさがあり、創造があります。

形に角が生じたならば、そこには動きはあり得ません。
それはすなわち、停止や停滞を意味します。

考えもこれと同じです。

私が一つの考えに陥っていたり、またはそれに固執することは
このように、考えに角が形成されることです。

このとき私の考えは、もうそれ以上転がることができません。
転がることができないというのは
私の考えがそこに止まっているということであり、そこで停滞しているということです。

水が流れずに溜まっていると、その水はすぐに腐ります。
私の考えもまた、流れることができずに止まっているようになったなら
同じように腐敗の現象を経るのです。

溜まった水に細菌が増殖すれば腐った水となるように
考えに感情が込められると、それは考えが腐ってしまう固執へと変わるのです。
固執は意識成長の障害となり、万病の根源となります。

私の考えの角を取り除き、私の考えに出たかどを押さえて
遠大な考えを持つようにすること。

そうして考えの転換を成し、考えを意識成長の土台として為せるのは
自覚しかありません。

今日一日も、自覚の一日となることを願います。

(この文章は 2014年02月11日に書かれたものです)